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遠くに札幌資料館の古い建物を臨む場所には、たくさんのバラが咲いていた

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その日、僕は雨の中、大通公園を歩いていた。
東西に長い大通公園は、石山通を越えて西端まで行くと、随分と静かになる。
まして、雨の午前中で、公園内を往来する人は少なかった。

遠くに札幌資料館の古い建物を臨む場所には、たくさんのバラが咲いていた。
数年前に整備されたこのバラ園は、今ではすっかりと大通公園の観光名所として定着している。
観光客の多い夏季であれば、朝早くから園内を散歩する人々の姿を見かけることができるくらいだ。

雨の中、久しぶりのバラ園を歩きながら、僕は「もうバラの咲く季節なのだ」と思っていた。
数年前にもこうして、同じように雨の午前中に、このバラ園の中を歩いたことがある。
あの時は、もう少し遅い季節で、札幌にもラベンダーの花が咲き始める7月上旬のことだったかもしれない。

雨のバラ園は妙に静かで、雨がバラの葉を打つ音だけが粛々と響いている。
僕は傘を差したままでカメラを取り出して、ゆっくりとバラの写真を撮った。
あの夏も、僕はこうして傘を差しながら、バラの写真を撮って歩いたのだ。

バラはたくさんの蕾の中から、いくつかの花を咲かせていた。
これから夏に向けて、大通公園のバラもいよいよ咲き誇るようになっていくことだろう。
わずか一瞬でも、道行く旅人や市民の目を楽しませて、心を癒すようにして。


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by kels | 2014-06-16 20:46 | 観光・風物詩 | Comments(0)
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