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いつまでも苔むさず、あの頃はボクのローリングストーン

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フォークソングの好きな古本屋だった。
なにしろ、僕が店を覗いてみるたびに、いつでもフォークソングが流れているのだ。
フォークソングが好きでなければ、こんなにフォークソングばかり流れていたりしない。

岡林信康や高石友也、中川五郎の1960年代から、吉田拓郎、高田渡、かぐや姫、ガロ、松山千春、さだまさしの1970年代まで、およそ10年間くらいの間に歌われただろう懐かしい曲が、小さな店内を静かに包み込んでいる。
目の前の書棚に並んでいるのは、寺山修司とか三島由紀夫とか全共闘とか大阪万博とかそんなのばかり。
これじゃまるで1970年代そのものじゃないかと、僕は思った。

もしかすると、店主の中では1970年代が現在も続いているのかもしれない。
彼にとっての2014年は、1970年の延長線でしかないのだ。
まるで色褪せない過去があるかのように、店は1970年代に留まっていた。

GINZAあたりをうろつけば粋なカメラが眼にとまる
ブラック・ボディーのレアーものが ついに今日こそ僕のもの
ああ、あのあこがれの本当のライカだぜ
いつまでも苔むさず
ライカはボクのローリング・ストーン
ライカはボクのローリング・ストーン

「ライカはローリングストーン」ザ・フォーク・クルセダーズ(2002年)
ライク・ア・ローリングストーン。
ライカ・は・ローリングストーン。
軽快なメロディと軽快なリズムに乗って流れてくるアコースティックサウンド。

ベトナム戦争の写真集を手にしながら、ボクは思った。
フォークソングって、やっぱりいいなと。
そして、そんなフォークソングが輝いていた1970年代って、やっぱりいいなと。

いつまでも苔むさず、あの頃はボクのローリングストーン。
70年代はボクのローリングストーン。
目を閉じたまま座っている古本屋の店主が、そう口ずさんでいるような気がした。


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by kels | 2014-04-25 21:41 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)
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