「リラ冷え」という言葉はあっても、北海道では「ライラック」のことを「リラ」と呼ぶことはほとんどない。 それについては、辻井達一の「ライラック」の中に、次のような記載がある。 この本で、私はいままでずっと「ライラック」と呼んできた。今でも、横浜の人たちは、「ライラック」のことを「リラ」と呼んだりするのだろうか。 というか、そもそも、札幌のように、季節になると、街中の至るところで、ライラックの花が咲き乱れたりするのだろうか。 「ライラック」は、札幌の木に選定されているだけあって、とにかく街中のあちこちで花を咲かせる。 公的なものばかりでなく、一般家庭の庭でもライラックの花を咲かせているところが多い。 だから、5月下旬から6月上旬にかけての札幌は、ライラックの香りでいっぱいになる。 開拓の時代からアメリカ式の文化が導入された札幌にあっては、やはり、英語の「ライラック」の方が似合うらしい。 にほんブログ村 ↑↑↑↑↑ 「にほんブログ村」に参加をしてみました。 1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels
| 2013-05-26 07:30
| 観光・風物詩
|
Comments(2)
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by
Tommy
at 2013-05-26 22:39
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ライラックには、ムラサキハシドイという和名があります。それはよいのですが、ライラックは耐暑性が弱く、名称以前に、関東以西だと、上手に育たず、さらにしばしばガーデニング的に大変シュールな状態になるのです。
日本では、ライラックは、在来の地味な落葉樹イボタノキligustrum obtusifoliumに接木するのですが、ライラックだけ弱ってしまい、根元からイボタノキが芽を吹いて、「気がつくと、ライラック並木のはずが、イボタ生垣に化けてしまう」のです。西日本の公園や学校でよくあるのですが、植物学の心得がないと、これに気づかず、「ライラックって、こんな地味な花だったっけ?」という珍事態になってしまいます。 リラという妙に「浮ついた」名称が普及する問題も、そもそもライラックそのものの、東京より西南での栽培の難しさが、そのバックにあるような気がしています。要するに、南国では身近な花ではないのです。
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by
kels at 2013-05-26 23:43
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