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僕の好きな三つの札幌の光景について考えてみる

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久しぶりに真夜中のススキノの街を歩き回った。
酔いどれで溢れる深夜のススキノの喧騒は、ススキノにしかない趣きに満ちている。
狂乱じみた馬鹿騒ぎも、札幌を象徴する光景の一つなのだろう。

人混みに飲み込まれるようにして歩きながら、僕は、僕の好きな札幌の光景のことを思い浮かべていた。
もちろん、札幌には、様々な魅力があり、たくさんの札幌らしい光景がある。
その中で、僕が好きだと思える光景を、三つだけ数えてみる。

一つは、朝の札幌駅構内の風景。
通勤ラッシュの時間、JRや地下鉄から押し出された人たちが、一斉にオフィス街へと溢れだしていく。
群衆は一様に無口で、無数の足音ばかりが構内に響き渡っている。

次は、午後の大通公園の芝生やベンチの光景。
ビジネスマンやオフィスガール、学生や恋人同士、様々な人たちが思い思いに太陽の光を浴びている。
噴水の水しぶきを浴びて、子どもたちの笑い声があちこちから聞こえてくる。

最後は、真夜中のススキノ歓楽街の光景。
したたかに酔った人々のざわめきが街を包み込んで、隙間もないくらいに群衆が街を埋め尽くす。
ネオンの光を浴びて、男も女も非日常的で刹那的な生き方を楽しもうとしている。

つまり、僕は、たくさんの人々が溢れている光景というやつが、どうやら好きらしい。
群衆とか人混みとかいう言葉が好きなのと同じように、無数の人々が街を埋め尽くす光景が好きなのだ。
知らない人たちに埋もれながら、なぜか、僕は温かい居心地の良さを感じている。


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by kels | 2013-04-25 23:58 | 建築・景観 | Comments(0)
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