<< トラブルをひとつ乗り越えるたび... 古い眼鏡をかけてみたら、違う時... >>

ブリとハマチの違いについては考えるべきじゃない

b0103470_21425893.jpg

「ブリとハマチとどっちが好き?」と、彼女が言った。
ブリにもハマチにもどちらにも僕は執着がない。
どっちでもないと答えると、もっと真面目に考えてと怒られた。

どうして僕が、ブリとハマチについて真面目に考えなくてはならないのか、分からなかった。
どちらも似たような魚だし、ていうか、ブリもハマチも同じ魚じゃなかったのか。
「そう、出世魚」と、僕は言った。
ブリもハマチも同じ魚なんだよ。

彼女はこれ以上ないくらいに呆れながら笑ってみせた。
あんた、それ、本気で言ってるの?
真剣に問い詰められると、突然、僕は自信がなくなっていく。

出世魚について、僕は詳しいわけではない。
まして、ブリやハマチの生態について詳しいわけでもない。
だけど、出世魚の代表格といえば、やはりブリだったのではないだろうか。

困ったときには、インターネットで検索をする。
どうでもいい話題だったら、ネット情報で十分だ。
誤った情報を入手したところで、何の害もない。

検索窓に「ブリ ハマチ」と入力すると「ブリ ハマチ ちがい」と候補が出てくる。
ほら、みんな疑っているのだ、ブリとハマチの関係について。
検索結果のリンク先にある情報をいろいろと読み比べていく。

やはり、そうだった。
ブリもハマチも、ついでに、ワラサもイナダもフクラギも、みんな同じ魚の名前だった。
成長過程や地域によって、ただ呼び名が変わるだけなのだ。

少しホッとしたところで、何やら気になる情報が出てきた。
天然ものか養殖ものかによって、ブリとハマチの呼び名を使い分けているというのである。
それは既に出世魚とかいう問題ではないし、そもそもどうして天然と養殖で名前が変わるのか。
こうなると、もう、自分が食べているものについての自信がどんどん失われていく。

果たして、自分が普段食べているものはブリなのかハマチなのか。
そもそも日本の流通過程では、ブリを成長過程によって正しく呼び名を使い分けているのだろうか。
地域によって呼び名の異なる魚は、北海道へ入ってきたときに、どのような名前になって売られているのか。

僕は、自分が食べている魚について、何の知識も持っていないのだということに気づかされる。
そうだ、こんな問題は深く考えるべきではなかったのだ。
「ブリ」と言われればブリかもしれないし、「ハマチ」と言われればハマチかもしれない。
それで十分だったはずなのだ、少なくとも僕の食生活にとっては。

ノートパソコンの前で絶望感にうなだれている僕を、彼女は容赦なく攻撃した。
「ねえ、どっちが好きなの? ブリとハマチと」


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2013-01-18 22:13 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(3)
Commented by surigon at 2013-01-19 09:39
私はハマチかな~^^;
まぁ、見て区別出来るか?と言われれば・・・・・・なんですが
ハマチのほうがあっさりしているから^^
Commented by kels at 2013-01-20 00:07
surigonさん、こんにちは。
そっかー、ハマチの方があっさりしているんですね~。
次はいろいろと食べ比べしてみようかな(笑)
Commented by 志望動機の例文 at 2013-02-08 14:39 x
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
<< トラブルをひとつ乗り越えるたび... 古い眼鏡をかけてみたら、違う時... >>