<< 「ブラウンブックスカフェ」で福... 世の中がもっと写真の好きな恋人... >>

青春はいつだって喫茶店とともにあった

b0103470_20584676.jpg

青春に、喫茶店はなくてはならない存在である。
だから、古くから青春の歌にはたくさんの喫茶店が登場した。

喫茶店が登場する歌としてすぐに思い出すのが、ガロの「学生街の喫茶店」である。
1970年代初頭の青春が喫茶店を舞台に描かれている。

君とよくこの店に来たものさ
わけもなくお茶を飲み話したよ
学生で賑やかなこの店の
片隅で聴いていたボブ・ディラン

「学生街の喫茶店」ガロ(1972年)

70年代の喫茶店文化ということでは、あべ静江の「コーヒーショップで」を忘れてはならない。

古くから学生の街だった 数々の青春を知っていた
城跡の石段に腰おろし 本を読み涙する人もいた
そんな話をしてくれる
コーヒーショップのマスターも
今はフォークのギターを弾いて
時の流れを見つめてる

「コーヒーショップで」あべ静江(1973年)

野口五郎の「私鉄沿線」でも、喫茶店はさりげなく登場。
恋の舞台といったら喫茶店という時代が確かにあった。

ぼくの街でもう一度だけ
熱いコーヒー飲みませんか
あの店で聞かれました
君はどうしているのかと

「私鉄沿線」野口五郎(1975年)

1970年代フォークソングには、喫茶店が重要な役割を果たしている作品が多い。
かぐや姫の「アビーロードの街」も大好きな曲のひとつ。
映画を観て、喫茶店でコーヒーを飲んで、、、という王道のデートパターンがあった。

通りがかりの喫茶店 ガラス窓越し 雨の街
いつもなら 君を無理して笑わせているころ
隣の二人は見てきたばかりの映画の話をあれこれと
一人のテーブルつまらない 君に逢えない水曜日

「アビーロードの街」かぐや姫(1973年)

喫茶店がまさしく舞台になっている曲に、さだまさしの「パンプキン・パイとシナモン・ティー」がある。
喫茶「安眠」を舞台にした青春恋物語だ。

パンプキン・パイとシナモン・ティーに
バラの形の角砂糖ふたつ
シナモンの枝でガラスに三度
愛しい人の名を書けば
愛が叶えられると 娘等は信じてる

「パンプキン・パイとシナモンティー」さだまさし(1979年)

中島みゆきの「店の名はライフ」は、札幌に実在した喫茶店を歌っている。

店の名はライフ 自転車屋のとなり
どんなに酔ってもたどりつける
最終電車を逃したと言っては
たむろする一文無したち
店の名はライフ 自転車屋のとなり
どんなに酔ってもたどりつける

「店の名はライフ」中島みゆき(1977年)

中島みゆきといえば、「ミルク32」も札幌に実在する喫茶店を歌ったものである。

ねえ ミルク 悪いわね
ふられたときばかり現れて
笑ってるの 怒ってるの
そんなに無口だったかしらね

「ミルク32」中島みゆき(1978年)

実在の喫茶店が登場するといえば、高田渡の「コーヒーブルース」。
京都のイノダ・コーヒが歌われている。

三条へ行かなくちゃ
三条境町のイノダっていうコーヒー屋へね
あの娘に会いに
なに 好きなコーヒーを少しばかり

ねえ 熱いのをおねがい
そう 熱いのをおねがい
そう 最後の一滴が勝負さ
オレの好きなコーヒーを少しばかり

「珈琲不演唱」高田渡(1971年)

長渕剛の「恋人時代」も好きな曲だった。
青春時代の思い出と喫茶店が密接にリンクしている。

いつも君を待ってた この街角に
今も学生たちで賑わう白い喫茶店
あのときと同じカップで二杯目のコーヒー
時の流れの中で いくつかの恋がある そして
モノクロの君が ほら 僕に笑いかけている

「恋人時代」長渕剛(1983年)

なんだか思い出すままに綴ってみると、古いフォークソングばかりになってしまった。
考えてみると、バブル期以降のJ.POPには喫茶店なんて似合わなかったのかもしれない。
それでもやっぱり、僕たちの青春はいつだって喫茶店とともにあったのだ。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2013-01-02 21:56 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(4)
Commented at 2013-01-03 09:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kels at 2013-01-03 22:09
鍵コメ様、こんにちは。
体調ようやく少しずつ戻りつつあります。
すっかり休養の年末年始になってしまいました。
さて、楽しみですね!
Commented at 2013-01-10 23:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kels at 2013-01-11 21:24
鍵コメ様、こんにちは。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
「ガロ」はそんなにエッチな雑誌じゃなかったような。
それでは、仕事が終わった後に、またお会いしましょう(笑)
<< 「ブラウンブックスカフェ」で福... 世の中がもっと写真の好きな恋人... >>