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最後の「nano cafe」

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土曜日の夜、自分自身にとって最後の「nano cafe」へ行ってきました。
ガタガタ鳴っているドアを無理やり開けて店内に入ると、女子2人組がおしゃべりに夢中。
入口側のカウンターに腰かけて、ポット紅茶を注文しました。

BGMには、渋いモダンジャズ、なのですが、隣のカラオケスナックの歌声の方が大きくて、ご機嫌なオジサンの歌声が鳴り響いています(笑)
「東京」「岬めぐり」「虹と雪のバラード」、1970年代のフォークソングが延々と続いています。

思わず「水割り」を注文しちゃいそうになりました(笑)

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熱い紅茶を飲みながら、持参した文庫本をゆっくりと読みました。
女子2人組は、相変わらずおしゃべりに夢中。
隣の店のオジサンは「青春時代」を熱唱中。

ドアをガタガタ鳴らして、新たに女子が一人ご来店。
人気の「フレンチトースト」をオーダーしています。
女の子が、一人でふらりと入ってきてコーヒーを飲める夜カフェ。

瞬間湯沸かし器が着火する音。
女の子たちの笑い声と、酔っ払ったオジサンの歌声。
静かに雑誌をめくる音。

まるで、時間が止まっているかのような空間の中で、それでも時間は確かに少しずつ過ぎていったようです。
女子2人組が、それぞれの会計を済ませると、ドアをガタガタ鳴らして店を出て行きました。

隣の店のカラオケも、どうやら一段落したみたいです。
フレンチトーストを待っている女の子が雑誌をパラパラとめくる音だけが、小さな店内に聞こえています。

一冊の文庫本を読み終えて、ポットティーを飲み干すと、僕は席を立ちました。
ドアをガタガタと鳴らして外に出ると、また雪が降り始めています。
隣の店では、ご機嫌なオジサンのカラオケが、再びスタートしたようでした。


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by kels | 2012-02-28 22:57 | カフェ・喫茶店 | Comments(2)
Commented by hacchipon at 2012-02-28 22:56 x
ここ、他の方のblogでも気になってました。
行きたかったです。残念。
Commented by kels at 2012-02-29 22:33
hacchiponさん、こんにちは。
こういうお店がなくなってしまうのは、本当に残念ですね~。
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