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札幌オリンピックの時代の観光絵はがき

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今年2012年は、1972年に冬季札幌オリンピックが開催されてから40周年という節目の年に当たります。
当時を振り返る新聞記事なども多くなっている中、オリンピック施設として使用された真駒内緑小学校が閉校となるなど、時代の移り変わりも顕著になっているようです。

写真は、札幌オリンピックの時代に発行された札幌の観光絵はがき(1972年発行)。
内容的には、観光名所をピックアップした普通の観光絵葉書なのですが、札幌オリンピックへの観光客を意識した構成となっています。

注目は、札幌時計台の写真です。
写真の構成がどこか個性的だなあと思っていたら、時計台と一緒に札幌市役所のビル(さらには電線まで!)が写っています。
一般的に、時計台の写真には、時計台以外のビル(もちろん電線も)が写りこまないようにするのがセオリーなので、これはかなり貴重なカットです。

明治時代の歴史的建造物である時計台と、時代の先端を行く札幌市役所ビルとのコントラストを強調することで、札幌の近代都市ぶりをアピールしたかったのかもしれません。
なにしろ、札幌市が政令都市に指定されるのが、この1972年で、新しい市役所ビルが完成したのが、その前年の1971年だったわけですから。

もっとも、その後、こうしたカットがなくなったことを考えると、不評だったのかもしれませんね(笑)


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by kels | 2012-02-18 19:14 | 歴史・民俗 | Comments(0)
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