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「村上朝日堂」の中の札幌

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かつて、村上春樹さんのエッセイが大好きでした。
1984年に発行された「村上朝日堂」には、まだピュアな村上春樹が踊りまくっていて、最高に好きな作品集でもあります。

そして、この作品の中にも札幌が登場し、村上春樹流の札幌が描かれています。
タイトルは「旅行先で映画を見ることについて」。

前回のつづきになるけれども、三日間札幌にいた。
べつに用事があったわけではなく、ついでがあったので一人でふらっと寄っただけである。
それで札幌で何をしたかというと、まずビヤホールに入って生ビールを三杯飲んで昼食をとり(北海道で飲むビールはなぜあんなにうまいんだろう?)、それから「ランボー」と「少林寺」の二本立てを見た。
次に夕食をとって、当然またビール。
食後はジャズの店に入ってウィスキー。

なぜわざわざ札幌まで行って映画を見なければいけないのか、僕にもよくわからない。
しかし僕は知らない土地に行くと不思議に映画が見たくなってくる。
だからこれまでにも日本国中で実にいろんな映画館に入っていろんな映画を見た。
知らない街の知らない映画館に入って映画を見ていると、映画が妙に体にしみてくる。
これはたぶん映画の楽しさが本質的にせつなさと背中あわせになっているからではないかという気がする。

それはそうと札幌には十軒の映画館がまとまって入ったビルがあって、これは凄いね。

せっかく、札幌まで来ているのに、映画の話ばかりというのが、いかにも村上春樹さんらしいです。
最後の「十軒の映画館がまとまって入ったビル」は、「須貝ビル」(現在のディノス札幌中央)のことですよね。

1984年といえば、「羊をめぐる冒険(1982年)」を出版してから「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(1985年)」を出版するまでの、ちょうど合間の時期に当たるみたいです。
「世界の終り~」執筆の息抜きで、札幌の映画館巡りをしていたのかもしれませんね。





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by kels | 2012-02-16 22:02 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)
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