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札幌の文学碑

札幌の文学碑_b0103470_4262421.jpg

春になったら文学散歩でもしようかなと思って、いろいろと調べているうちに、どうも札幌にはいわゆる「文学碑」が少ないような気がしてきました。
開拓にまつわる記念碑などの数は多いのですが、純粋に文学を偲ぶ碑があまりないんですよね。

全国レベルで有名な文学者で考えてみると、札幌市民も大好きな石川啄木に関するものは、札幌市内にも複数設置されていました。
有名な大通公園の啄木像、橘智恵子邸の林檎の碑、札幌駅北口の石川啄木下宿跡、そして、平岸天神山の林檎の碑です。
(もっとも、平岸天神山については、啄木との関わりはありませんが)

次に、札幌出身の有島武郎ですが、大通公園の「小さき者へ」のほか、北12条の有島武郎邸跡、菊水の有島武郎邸跡があり、住宅そのものも、芸術の森と開拓の村にそれぞれ保存されています(文学碑とはちょっと異なるような気もしますが)。

その他は、吉井勇(大通公園)、石森和男(藻岩山)、石森延男(藻岩山)、久保栄(天神山)、川端麟太(ガトーキングタム)、水野波陣洞(ガトーキングタム)、木村敏男(紅桜公園)、寺田京子(旭山記念公園)、宮田益子(旭山記念公園)、宮西頼母(篠路)、天野宗軒句碑(札幌育児園)などがありますが、一部を除いて、今ひとつ勢いに欠けるような気がしないでもありません。

明治期から訪れる文学者も多く、様々な作品の中で紹介されている割には、札幌市内にはそうしたことを示す痕跡が少ないんですよね。
(小さな町の方がよほど整備されているというか)

ということで、今年は札幌市内を歩き回って、ひとり勝手に文学碑設置候補地を探して回りたいと思っています。
(また一人遊びだ)

人気作家の記念碑とか、あったら楽しいと思うんですけどね。


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by kels | 2012-02-11 04:28 | 文学・芸術 | Comments(0)
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