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貧乏旅行

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未曾有の不景気という割には「貧乏」という言葉をあまり聞かない。
高度経済成長期以来、一億総中流が定着して、日本から貧乏は廃れてしまったかのようだ。
かつて、若者たちの夏の旅といえば、鞄一つの貧乏旅行が相場だったものだ。

考えてみると、「金がないから旅に出ない」といった発想は若者には無縁だったように思われる。
「金がないから酒は飲まない」といった発想がないのと同じように、金がなければないなりに、どうにか工夫するのが若さの特権である。

1970年代は「カニ族」と呼ばれる大きなキスリングザックを背負った若者たちが北海道中をウロウロしていた。
普通列車や夜行列車を乗り継いで北海道に渡った旅人たちは、ユースホステルやキャンプ、スーテションビバークなどを利用して、長い旅を続けたという。

日本経済が豊かになったと言われる1980年代には、「ミツバチ族」と呼ばれるバイク旅行者が登場した。
「カニ族」に比べて移動手段は格段に進化したけれど、「ライダーハウス」と呼ばれる独特の安宿が生まれ、新しい時代の「貧乏旅行」を支えた。

バブル経済が崩壊して、日本は100年に1度の不景気にはまり込んだが、若者たちは大きなバックパックを背負って日本を抜け出し、外国を旅するようになった。
新たな時代の「バックパッカー」の誕生だった。

もっとも、多くの若者たちはかつての時代ほどには長期間の放浪旅に憧れることもなくなったようで、飛行機やホテルを利用した観光旅行が、その中心となっている。
鞄ひとつの気ままな旅行は「金はないけど暇はある」若いうちだからこそ可能なもの。

もう一度、若い時代をやり直せるのだとしたら、気ままな一人旅をとことんまでしてみたいと思うほどである。

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by kels | 2011-07-12 20:00 | 日記 | Comments(2)
Commented by nakky85 at 2011-07-12 22:50
そうでもないみたいですよ。
http://www.asahi.com/national/update/0712/TKY201107120697.html

貧困の方々・・・たぶん目につかないだけなんだと思いますよ。
Commented by kels at 2011-07-13 19:37
nakky85さん、こんにちは。
「相対的貧困率」というのが鍵ですね。
格差社会のツケというか。
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