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三角屋根

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三角屋根の住宅が好きである。
少し前までは、建物といえば、明治時代や大正時代の歴史的建造物ばかりを観て歩いていた。
趣味が少しずつ庶民的になったのかもしれない。
今は、戦後に建てられた個人の住宅、いわゆる民家を観て歩くのが楽しみである。

北海道の住宅は、厳しい冬の寒さや雪との戦いであった。
いかに雪や寒さをしのぐ寒冷地住宅を作るか、それが北海道の建築に携わる人々の永遠の課題である。
昭和30年代に開発されたブロック造りの寒冷地住宅は、北海道の住宅史にとっては、ひとつのエポックメイキングな象徴であった。
三角屋根がかわいいこの住宅は、雪が屋根に積もらない配慮がされている。

戦後の新興住宅地では、こうした三角屋根のブロック造住宅が大量に生産され、何百軒と建ち並ぶ新興住宅街は、札幌の発展を示す存在でもあったが、構造的にはまだまだ欠陥も多く、昭和40年以降はあまり見られなくなってしまった。
だから、今も札幌の住宅街に残る三角屋根の小さな家は、その多くが昭和30年代から40年代にかけて建てられたものであり、それが昭和レトロの懐かしい雰囲気を漂わせている。

ただし、近年はこうした住宅も解体が相次ぎ、かつての札幌を象徴した新興住宅街の多くも、現代的な住宅街へと街並みを変えている。
まだ残っているうちにと思い、僕は市内各地の「新興住宅地」を巡り、三角屋根の家を探し歩いている。

◆撮影メモ
月寒地区に残る、昭和時代の団地の名残。
三角屋根の住宅が並び、まとまった住宅街としての光景が残る、貴重な地域である。
カメラを持って、ウロウロしていると、住民の若奥さんが小さな子どもを遊ばせながら雪かきをしていた。
住宅街をウロウロするのは、どこか危険な感じがあり緊張する(笑)
危ないと思われているのは、こちら側だが☆

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by kels | 2011-01-29 22:44 | 随想・日記 | Comments(0)
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