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物持ち

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小懐かしいものが好きだという話を書いたけれど、今「小懐かしい」と思われている昭和後期のものって、将来的にはものすごく入手しにくくなってしまうのではないだろうか、などと考えている。
骨董市などに行くと、昭和30年代の雑貨がまだまだたくさん並べられていて、こんな古い時代のものが、よくこんなにたくさん残っているなあと思うのだけれど、昭和50年代のものに関してはそこまで残らないかもしれない。
どうしてかというと、昭和30年代のものが現在まで残されているというのは、昔の人たちの物持ちが良かったからだと思うから。

昭和30年代に大人だった人たちって戦前生まれということだから、まだまだ古い日本人の習慣をきちんと受け継いでいた。
簡単に物を捨てないという美徳が、社会全体にまだ残っていたわけで、そういう人たちの物を大切にする習慣が、古いものをきちんと現在まで残してきたのではないだろうかと思うのである。
それに対して、昭和後期の大人たちは、高度経済成長とバブル経済というふたつの大きな好景気の中で、物を捨てる文化を一生懸命育んできた人たちなので、暮らしの中で何かを買い換えるたびに、古いものをきちんと捨ててきたのではないだろうかと思われるのである。

実際、骨董市などでも、昭和レトロ雑貨を専門に扱うお店などでは、昭和30年代のものと昭和50年代のものに大きな価格差がない。
既に昭和後期のモノの絶対数が少なくなりつつあるのではないかと推測させるような状況もあるわけだ。
もちろん、中途半端に古いモノだから商品にもならないと判断されて、市場にも現れていないだけなのかもしれないが、骨董市場の近未来を考えると、ちょっとだけ不安になったりするのである。

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by kels | 2010-12-22 21:14 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)
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