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趣味本

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古本屋に行って、一番先に探すのが「趣味本」の棚。
「趣味本」という言葉が正しいのかどうか分からないけれど、本屋さんの書棚などで「趣味」とか「その他趣味」とか表示されている類のやつである。
一言で「趣味本」といっても、その範囲は非常に広い。
音楽、美術、写真、カメラ、釣り、登山、鉄道、建築、料理、酒、手芸、占い、切手、貨幣、手紙、えとせとら。
要するに、小説やエッセイ、評論などではない実用書が、この趣味本の中に含まれていると言って良い。
もちろん店によっては、こうした趣味本についてもカテゴリ別にきちんと区分している店もあり、そういう店は大いに期待が持てるというものだ。

学生の頃は、実用書よりも小説や評論の方が好きだったはずなのに、いつの間にか嗜好が変化してみたいである。
物語の世界に遊ぶよりも、現実世界でいろいろと楽しみたいことが多いという、気まぐれな性格がそのまま反映されているのかもしれない。
ただ、自分に言わせてみると、こうした趣味本というのは単なる遊びの実用書なのではなく、人間として深い知識を身に付けるための教養本であるとの思いは強い。
教科学習みたいなものばかり詰め込む以上に、人間としての充実感を味わうことのできる多くの教養が、こうした書籍には溢れている。
そんな言い訳をしながら、僕は日々古本屋の趣味本が並ぶ棚の前に立つのである。

だからということになるが、古本屋を選ぶときにも、こうした趣味本が充実している店を選ぶことになる。
学生街には古書店が充実しているものだが、学術書などの専門書ばかりが多くて、自分の探している本が全然見つからないということも珍しくない。
といって、町の古本屋といえば、相変わらずコミックとアダルト中心の品揃えだから、なにか本を探そうという気持ちにすらならなかったりする。
古本屋としての誇りをわずかに感じさせて、決して敷居は高くない、料金も安いですよと主張しているような、そんなお店が大切である。

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by kels | 2010-12-13 20:33 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(2)
Commented by イシダコウ at 2010-12-13 23:24 x
そういう古本屋を見つけたら、誰かに自慢したいような、でも秘密にしておきたいような気持ちになりますね。 福岡は、そんな古本屋が少ないのが残念です。あぁ、古本の海で溺れたい(笑)
Commented by kels at 2010-12-14 21:14
イシダコウさん、こんにちは。
札幌にも「そんな古本屋」さんは多くないですよ(笑)
旅先で知らない街の古本屋さんを覗くのって、楽しいですよね☆
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