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札幌の街

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昨夜、片岡義男の本を読みながら思い出したのは、僕が自分でも写真を撮りたいと思うようになったのは、森山大道と片岡義男の2人に大きく影響されたということだった。
もちろん、好きな写真家などは他にもたくさんいたのだけれど、「自分で写真を撮りたい」と思わせられたのは、結果的にこの2人だったと思う。

ストリート・スナップという言葉を覚え、街行く人々を「街そのもの」ととらえて写真に撮る考え方は、まさしく森山大道のスタイルであったし、ショーウィンドゥなどに表現された「仮想的な街」を撮る考え方は、片岡義男のスタイルであった。
だから、僕は広角のコンパクトカメラで街行く人々を撮ることと、ショーウィンドゥのマネキンなどを撮ることのふたつを、自分の写真の基本としている。
そこに、建築という観点と、レトロという歴史的な観点のふたつが加えられて、自分の写真のテーマになっているのだろう。

別に、何か新しいものを開拓しようとか、そういうことではなくて、僕はただ自分が好きになった人たちの真似をしてみたいという、子どもみたいな発想から歩き始め、そして、今もそのままだ。
ただ言えるのは、森山大道も片岡義男も、札幌の街で継続的に写真を撮り続けることはできないから、こればかりは札幌で生きる僕たちの仕事である、ということ。

まさしく、「撮って」と札幌の街が囁いている、のだ。

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by kels | 2010-12-05 19:36 | 建築・景観 | Comments(0)
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