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企業戦士

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1980年代後半、栄養ドリンクのテレビCMの放映が多くなった。
世の中はバブル景気と呼ばれる好景気に沸いていて、そして、それは多くの日本人が働きづくめであることを意味していた。
「24時間タタカエマスカ」というリゲインのキャッチフレーズも、この時代に誕生したもので、「企業戦士」という言葉が重いリアリティを持って受け入れられていたものだ。

テレビを見れば、早朝から深夜まで栄養ドリンクのCMが流れ、いかに世の中の企業戦士たちがボロボロになっているのかが伝わってくるようだった。
しかし、当時の「企業戦士」は決してネガティヴなイメージばかりではなく、ある一面では肯定的な観点を持って、社会の中に定着していた。
誰もが出世レースの荒波へ乗り入れ、脱落者は「窓際族」と揶揄された。

バブル景気が、地価高騰に振り回された幻想みたいな好況であったとしても、現実社会を動かす企業戦士たちは、それなりの達成感や充実感の中で仕事をこなしていたのではないだろうか。
否定的なイメージばかりがつきまとうバブル時代だが、その中でボロボロになるまで働き続け、日本の経済成長を支えた企業戦士たちの栄光が、どこかないがしろにされているような気がしてならない。
それは、太平洋戦争の中、日本のために出征して戦死した軍人たちの栄光が、タブーのままに語られにくくなっているのと似て、バブル景気の負のイメージの中へ埋没していってしまう栄光だ。

朝から栄養ドリンクを飲みながら、そんなことを考えてみる。




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by kels | 2010-10-06 22:26 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(2)
Commented by nakky85 at 2010-10-07 15:18
>「北大は文化財建造物の宝庫」
これもあるけど、ノーベル賞学者を輩出したということで北大、脚光浴びそうですね。
Commented by kels at 2010-10-07 23:11
nakky85さん、こんにちは。
北大からノーベル賞受賞、北海道が元気付けられそうな感じがしますね☆
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