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雨の匂い

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通勤の街を歩くと、雨の匂いがした。
歩道を覆う街路樹が雨に濡れて、植物らしい独特の匂いを放っていたのだ。
街で暮らしていると、雨の匂いを感じる機会は少ない。
だからこそ、こうして久しぶりに感じた雨の匂いが、どこかしら懐かしく思われたのだろう。

雨の匂いといえば、キャンプ場の雨の日だ。
思いがけず雨に降られて、テントの中やタープの下で、何をするともなくボンヤリと過ごす雨の朝。
芝生や森からは雨の匂いが立ちこめていて、それが雨の日のキャンプを一層感じさせる。
いつかは決断して、雨の中テントを撤収し、次の街へと出発しなければならないと分かっていても、雨の朝の行動は鈍い。
森の木々を叩きつける雨の音を、僕はどのくらい聴いただろうか。

雨が降るたびに、街は少しずつ秋らしくなっていく。
街路樹は赤くなり、アスファルトの歩道には落ち葉が積み重なっていく。
止まることのない季節の移り変わりの中で、僕らは今日も傘を広げた。


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by kels | 2010-10-05 20:28 | 日記 | Comments(0)
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