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浴衣

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今年の札幌の夏は蒸し暑い日が多いから、無理なく浴衣を着ることのできる日が多いようである。
毎年7月下旬の花火大会の季節ともなると、浴衣姿の女の子達が街に溢れているけれど、いくら夏とはいえ、札幌の7月の夕方は冷え込むことも多く、浴衣日和とはなかなかならない。
あまり北海道らしくない蒸し暑い夜が、浴衣を本来の着心地にさせていると言えるかもしれない。

借りて着る浴衣のなまじ似合ひけり 久保田万太郎

学生時代、とても「和」の好きな友達がいて、夏になると、決まって浴衣姿での外出を好んだ。
菊水生まれの菊水育ちのはずなのに、どこか江戸っ子的な粋を愛する趣味があったのだろう。
ある夕方、彼の家に電話をかけると、母親が出て、「新しい下駄の履き心地を試しに、豊平川を散歩している」と言われたことがある。
一家揃って風流なところがある家庭だった。

張りとほす女の意地や藍浴衣 杉田久女

自分では着る機会のない浴衣だけれど、現代の街中で浴衣姿の人たちの姿を見つけるのは、やっぱり楽しい気持ちがするものだ。
やたらと露出を多くすることが、日本人の夏ではないということを思い出させてくれる。
シャンとしていてこそ、日本の粋な夏である。

夕日あかあか浴衣に身透き日本人 中村草田男



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by kels | 2010-08-02 22:58 | 日記 | Comments(0)
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