プールバーやカラオケパブなどが中心的な遊び場だったとは言え、夏になると、誰もが人並みにアウトドアをしたいと思った。 1990年前後のことである。 世の中はバブル景気に沸いて、本格的なアウトドアブームが到来しようかという、そんな時代だった。 1年のほとんどを街で遊び暮らしていた僕らも、時に誰かが(特に、女の子が)「海へ行きたいなあ」とか「キャンプしたいよお」なんて呟けば、それじゃあと即行動するのが常だった。 だから、1年に1度や2度は海へ出かけて、キャンプをしていたことになる。 仲間たちの都合が合えば(もちろん、金と暇の)、いくらでも遠出をしたいと思っていたけれど、遊ぶための金稼ぎのバイトに追われる仲間たちばかりだったから、金も暇もなかなか自由にはならず、日程もわずか1泊をどうにか確保できるのがほとんどだった。 札幌近辺の浜辺と言えば、石狩浜か小樽の銭函で、せいぜい小樽の蘭島か余市辺りまでが遊ぶ時間を確保することのできる移動距離だったということもあって、蘭島や余市辺りでは何度もキャンプをした。 いずれも、ピーク時には恐ろしく混雑するスポットだったから、夜遅くに到着したときなどは、キャンプ場でも何でもない隙間みたいなスペースを見つけて、どうにかテントを張ったりすることもあった。 それでも、バーベキューをしたり、たき火を燃やしたりすれば、キャンプの気分はいやが上にも盛り上がるわけで、わざわざ自動車に積んで持ち歩いていたギターをかき鳴らしながら、一晩中騒ぎまくったことも、今では懐かしい思い出である。 Rolleicord Ⅰ/ Triotar 75mm F4.5 / Kodak Ektar100 ↑↑↑↑↑↑ 「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels
| 2010-07-06 22:57
| コラム・随想
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