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竹馬や

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図書館で久保田万太郎の本でも借りようと思い、検索機で置き場所を確認してから、俳句コーナーへ。
俳句関係本の棚の前には、学生と思われる男子が一人、熱心に本を物色していて、若いのに渋いヤツだなあと思った。
(もっとも、自分は中学生の頃から俳句を始めていたけれど)

男子学生が去った後で、件の本を探すも見つからない。
もしかすると、一歩出遅れて、今の青年に抜かれてしまったのかもしれない。

なぜに今ごろ久保田万太郎なのかと言うと、今週の夕刊の文化欄で、この久保田万太郎が取り上げられていたからなのだ。
普段は万太郎を知らない人達も、新聞を読んで興味を持ったということがあるかもしれない。

僕の好きな俳人のひとりに、この久保田万太郎がある。

竹馬やいろはにほへとちりぢりに 久保田万太郎
万太郎俳句に好きなものはたくさんあるけれど、この季節になると思い出すのが、「竹馬や」の句だ。
幼馴染み達が散り散りになっていく人生の深さを、この短い俳句は見事に切り出している。
「俳句は余技」が口癖だった万太郎俳句だからこその醍醐味とも言える、この言葉の妙技。
言葉遊びだけではない、人生の様々な感情が楽しめる俳句の素晴らしさを、久保田万太郎は今でも我々に伝えてくれる。


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by kels | 2010-03-13 22:43 | 日記 | Comments(0)
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