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小樽の町よ

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かなしきは小樽の町よ
歌ふことなき人人の
声の荒さよ

「一握の砂」石川啄木(1910)
この歌が残っているおかげで、小樽の人達は石川啄木が嫌いだと言われてきた。
近年になって、小樽でも啄木の再評価みたいな動きがあり、どうやら啄木嫌いは昔のものになりつつあるらしい。

とにかく北海道でも人気者の石川啄木、函館を始めとして、札幌、小樽、釧路と、滞在した街には、それぞれの足跡がきちんと残されていて、啄木巡りをするだけで道内旅行ができる。

それにしても、「かなしきは小樽の町よ」は、とても良い歌だと思うだけれど。


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by kels | 2010-02-26 20:47 | 日記・つぶやき | Comments(4)
Commented by kine at 2010-02-27 16:00 x
小樽にある啄木の歌碑を建ってるときも、いろいろ議論があり
この詩が採用されなかったと聞いています。
Commented by kels at 2010-02-27 22:13
kineさん、こんにちは。
「かなしきは小樽の町よ」の歌碑は、近年になってようやく建立されました。
啄木に対する街の人達の複雑な思いが交錯したことだろうと察しています☆
Commented by world-rally at 2010-03-02 11:18
 こんにちは。
 小樽には私の母の実家があり、私も小樽生まれなんですが、自称文学少女だった母曰く・・・。
 この歌は、単に声の荒さとして捕らえるのではなく、歌う間も無い程忙しかった当時の小樽の盛況ぶりを啄木は歌いたかったのでは?と申しておりますし、私もそう思います(笑)
 私は寡黙な労働者の感じが出て好きですが、歌ふことなき ではなく 歌ふ間も無き なんかだとイメージも違ってきたんでしょうね。

 先日、小樽をブラタモリしてきました。お時間あれば写真を見てみてください。
 
Commented by kels at 2010-03-03 21:12
world-rallyさん、こんにちは。
啄木の場合、仕事のトラブルで上司に殴られたという私的な事情が、あの歌には反映されているということなのでしょうね。
でも、お決まりの褒め言葉よりも、僕はずっと良い歌だと思うのですが☆
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