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春告魚

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北海道では鰊(ニシン)のことを「春告魚」と呼ぶ。
文字どおり、ニンシが海岸に押し寄せるようになると、それは春の到来を意味した。
かつて、石狩地方では「群来(くき)」と呼ばれ、ニシンは浜に溢れるほど大量に回遊したらしいが、近年はそんな光景もすっかり見なくなってしまった。

昔の人達の話を聞くと、春の思い出といえば必ずと言っていいほど、このニシンの話が出た。
海辺の町までニンシを買いに出かけ、リヤカーいっぱいに持ち帰ったこと。
夕食では大きなニシンの塩焼きが一人につき2匹や3匹ほども並んだこと。
まるで、有り難みもないほどに、ニシンは春の風物詩になっていたようだ。

そのニシンが、今年はどうやら豊漁らしい。
魚屋に行くと、活きの良いニシンが山積みにされて売られていて、なんだか以前に聞いた昔話を思い出させるほどだ。
そう言えば、昨年もニシンが豊漁だと話題になった記憶がある。

先週末にも塩焼きで食べたばかりだったが、今日はニシンを刺身にした上で、手巻き寿司の具にして食べた。
いかにも北海道の春がやって来たような、すがすがしい味がした。
ちなみに、カジカをすり身にしたお吸い物付き。
北海道の冬の味覚であるカジカと、春を告げるニシン。

こういうとき、北海道に生まれて本当に良かったなあと、心から思ったりするのである。


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by kels | 2010-01-31 19:43 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)
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