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晩秋

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秋でもなくて冬でもない。
実はこういう季節が一番手に負えなかったりする。
いっそ雪でも降り積もってしまった方が、まだカメラ片手に出かけようという気にもなるものだ。
季節の変わり目というのは、そんなふうにして人を不安定にさせるのかもしれない。

最近、1980年代の夢を頻繁に見る。
眠りながら見る夢ではない。
ぼんやりとしているときに、頭の中に次から次へと「あの頃」が浮かび上がってくるのだ。
楽しいことばかりじゃなかった。
良いことばかりの時代じゃなかった。

古道具を集めるのと違って、'80年代には生々しいリアリティがある。
僕自身が間違いなくそこにいたからだ。
記憶の中の出来事は実にリアルで、そのくせ嫌に嘘くさいものだ。

こういう夢は、やはり晩秋だから見るものなのか。


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by kels | 2009-11-15 17:27 | コラム・随想 | Comments(0)
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