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Bossa

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ジャズ喫茶「Bossa」。
いわゆるカフェではなく、あくまで喫茶店である、という無言の主張が店内にあるような気がする。
と言って、肩肘張ったこだわりではなく、自由な空間とでも表現できるのだろうか。

かつての南3条近辺は、素晴らしい喫茶店がいくつも集まるエリアとして知られていたが、この「Bosaa」は移転こそしたものの、当時の生き残りということになる。
コンクリート剥き出しの天井の下で、熱いコーヒーを飲みながら、Jazz Bossaを聴いていると、いつの間にか自分だけの時間に没頭できる。
もしかすると、ここにはそんな大人たちが集まってくるのかもしれない。

僕が学生だった1980年代後半、札幌では既にジャズ喫茶の伝統が途絶えつつあった。
1970年代の街が引きずっていたようなジャズ喫茶は過去のものであり、1980年代はオシャレで明るい喫茶店の時代だと、誰もが信じていたのだ。
あれから長い時間を経て、1970年代の息吹のひとつである「Bossa」がまだあることに、驚く人達もきっと多いことだろう。

自分自身と向き合うことのできる喫茶店としてお薦め。


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by kels | 2009-06-14 19:08 | カフェ・喫茶店 | Comments(2)
Commented by kine at 2009-06-15 17:20 x
1950年代はクラシックの名曲喫茶の時代でした。
学生達は一杯50円の珈琲で2時間も3時間も眉に皺を寄せてねばっていました。
たまに我々がさつ者が大きな声を出そうものなら、シーッと怒られたものです。
あの頃の喫茶店は良く商売が成り立っていたものだとおもいます
Commented by kels at 2009-06-15 21:52
kineさん、こんにちは。
当時の名曲喫茶の生き残りと言うと、狸小路の「ウィーン」くらいかもしれませんね。
その頃は、喫茶店を経営するにも初期投資が少なかったと聞きますから、そのような商売も可能だったのかもしれませんね。
きっと良い時代だったんだろうなあと思います☆
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