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ところで、狸小路はどうして狸小路と呼ばれるようになったのか


さっぽろ夏まつりと時を同じくして、狸小路の狸まつりも始まった。
狸小路のアーケードは、まつりの飾りに彩られて、とても美しい景観になっている。
商店街のお祭りとは言え、日本的で気力に満ちた風情である。

ところで、狸小路はどうして狸小路と呼ばれるようになったのか。

アーケードが整備された現代的な商店街になるずっと前、明治初期の頃から、この辺りは飲み屋が並んだりして、賑やかな通りだったらしい。
ここに狸が出没するということで、誰ともなく「狸小路」と呼ぶようになったと言われている。
開拓初期、札幌は狸の出るような田舎町だったのだ。

もっとも、狸小路の「狸」については、野生の狸とは限らないという説もある。
厚化粧をした女性が男たちを化かすから「タヌキ」と呼ばれたなんていう話もある。
なにしろ、飲み屋街のことだから、男たちを誘惑するメス狸がいたとしても不思議ではない。

当時は、「狸小路」に対抗して「狐小路」というのもあったらしい。
こちらは、男をたぶらかす厚化粧の女狐が登場して、男たちを店へと引き込んでいた。
「狐小路」も今に残っていれば楽しかっただろうに、と思わずにいられない。

平成版狸小路には、野生の狸も厚化粧のメスダヌキも現れることはない。
アーケードの下、たくさんの買い物客が賑やかに往来しているだけだ。
狸小路はおろか、札幌市内で狸を見ることのできる場所が、どのくらい残っているのだろうか。


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# by kels | 2014-07-22 21:44 | 札幌のこと | Trackback | Comments(0)

学生時代、仲間たちと海へ出かけると言えば、石狩大浜が多かった


学生時代、仲間たちと海へ出かけると言えば、石狩大浜が多かった。
手軽で道も分かりやすかったからだろう。
取得したばかりの免許証を持って、一夏の間に何度も石狩市まで通った。

週末の混雑に比べると、平日は適度に空いていたから、授業やアルバイトをさぼって海まで出かけた。
夏の間、誰彼ともなく声をかけては、海で遊んでいたのだ。
天気が悪いという理由でもなければ、海に行かない理由がないような気がしていた。

石狩大浜へ行くときは、ほとんどが日帰りの海水浴だった。

午前遅くに街を出て、昼過ぎにビーチに到着して、みんなでバーベキューを食べた。
夕方まで泳いだり、体を焼いたりしていると、あっという間に太陽は沈む。
海で泳げるようになる頃、日没は随分と早くなっているように思えた。

一度だけ石狩浜でキャンプをしたことがある。
海キャンプをしようと盛り上がったものの、みんなのスケジュールがうまく調整できなかったのだ。
いつもの手軽な石狩の砂浜で、僕たちはテントを張って、一夜を明かした。

平日の夜のことで、他にテントを張っている人たちなんて、誰もいなかった。
おまけに風が強くて潮騒のうるさい夜で、僕たちはほとんど一睡もせずに、酒を飲み、くだらない馬鹿話をしていた。
焚き火の炎が燃え尽きてしまわないように、集めた大量の流木を火の中へ放り込み続けた。

今にして思うと、ひどく退屈で馬鹿馬鹿しいキャンプだったけれど、それだけに、あの夜でなければ過ごすことのできない貴重な時間でもあった。
大人になるほどに僕たちは賢く合理的になって、退屈で馬鹿馬鹿しい夜を過ごすことなんかなくなってしまう。
退屈で馬鹿馬鹿しいことさえも、あの頃は有意義で尊いものだと信じていたのだ。

翌日、遊泳禁止の海を眺めながら、僕らは黙々と朝ごはんを食べた。
みんな、二日酔いと睡眠不足としゃべり過ぎで、頭がおかしくなりそうだったに違いない。
もう二度と、誰も、石狩浜でキャンプをしようとは言い出さなかった。


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# by kels | 2014-07-22 21:22 | Snap Short Stories | Trackback | Comments(0)

大人のカジュアルスタイルに白いレザートートで、今年の夏を楽しんでいる


僕のブログには「ファッション」的なカテゴリーはない。
僕自身、ファッションを雑貨やアンティークと同じ感覚でとらえているからである。
ファッションも広くファッション雑貨として、ブログの中では「雑貨・アンティーク」のカテゴリで整理している。

そんなこともあって、ファッションの中では、ファッション雑貨が好きである。
ファッション雑貨の中でも、特に好きなのは「くつ」と「かばん」だ。
骨董品を買うのと同じように、つい衝動的に靴や鞄を買ってしまうことも少なくない。

今年の夏は、コーチのトートバッグを買った。
とても衝動買いできるものではなかったので、自分なりにかなり考えて、覚悟を決めて購入した。
ピヴォのコーチまで、何度も足を運んだほどで、僕としては珍しく慎重な買い物である。

相当悩んだだけあって、このトートバッグには十分に満足している。
もともと夏らしいアイテムが好きで、「夏っぽい」という理由だけでストライクゾーンに入る。
トートとしては、あまり大きくないサイズも、普段使いにぴったりだった。

なにしろ白いから汚れが心配だけれども、レザーの汚れは同時に経年の味でもある。
時間を経過した革製品の美しさを楽しむつもりで、あまり汚れにはこだわらないようにしている。
もちろん、積極的に汚したいとは全然思わないけれど。

夏のトートバッグといえば白いキャンバス製が定番だけれど、白い革製品というのもいい。
革製品をカジュアルに使いこなすことで、少しは大人の落ち着きを出せるような気がする。
骨董品を買うのと違って、ファッション雑貨を選ぶときは、つい年齢のことを考えてしまうんだよね。

大人のカジュアルスタイルに白いレザートート。
今年の夏は、そんなふうにして白いトートバッグを楽しんでいる。
大人だって夏気分を満喫できるんだから。


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# by kels | 2014-07-22 20:38 | 雑貨・アンティーク | Trackback | Comments(0)

年に一度の花火大会の夜が、いよいよ今週の金曜日に訪れる


花火大会の季節である。
年に一度の花火大会の夜が、いよいよ今週の金曜日に訪れる。
つまり、真夏のピークが、来週の金曜日にやってくるということだ。

花火大会の楽しみ方には、いろいろなものがある。

一番花火大会らしいのは、会場である豊平河畔まで出かけて行って、花火の真下で花火を見上げること。
夕方から場所取りをして、花火の打ちあがるのを待っているのは、何だかワクワクして楽しい。
何より人混みに紛れていると、イベントに参加している感がリアルにある。

会場周辺のホテルのテラスで一杯やりながら見る花火も迫力がある。
なにしろ、河畔よりも空に近いから、打ち上げ花火に近い。
あまりに花火に近すぎて、戦場みたいだと思った。

意外と楽しいのは、街中で飲み歩いているときに、遠くで花火の上がっている様子が見えること。
みんな花火大会に集まっていて、店は案外空いているからゆっくりとできる。
飲み屋の店先で遠い花火を眺めていると「夏だなあ」と、しみじみと思う。

季節に何度も花火大会がある頃は、それぞれの楽しみ方で過ごすことができた。
花火大会が一度だけのイベントになった今、今年はどこで花火を見ようかと、毎年悩むことになる。
花火大会って、そうやっていろいろと迷っているうちが、一番楽しいんだけれどね。


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# by kels | 2014-07-21 20:34 | 夏のこと | Trackback | Comments(2)

イチゴのフラペチーノ、ラコステ、ソース焼きそば、山下達郎、アイスコーヒー、そんな夏の一日。


朝から快晴で気持ち良い休日で、まして海の日だったので、海にでも行きたいと思ったけれど、今一つ気乗りしなくて、結局どこにも出かけなかった。
自動車を1時間も走らせればいいわけで、海は決して遠くないのに。
逆に、海は遠くないから、いつでも行けるという気持ちがあるのかもしれない。

海に行かないからといって、部屋でくすぶっているのも性に合わない。
結局、朝早くからカメラを持って街まで出かけて、いつもと同じ休日を過ごす。
太陽の光がまぶしいだけで、街はいつもとは違う街に見えるから不思議だ。

札幌パルコのスタバに寄って、朝食代わり、イチゴのフラペチーノをテイクアウト。
大通公園まで移動して、青空の下で冷たいストロベリーを味わう。
やっぱり、フラペチーノは、太陽の下で食べる方が美味しいみたい。

まだ朝早い時間帯だったけれど、大通公園はたくさんの観光客で賑わっている。
外国からの旅行客の方が多いらしい。
言葉は分からないけれど、旅先の楽しい雰囲気だけは伝わってくる。

僕はこうしてぼんやりと、旅人の姿を眺めているのが好きだ。
旅人を見ていることで、自分が旅をしているかのように、旅行気分を共有しているのかもしれない。
カメラのシャッター押しを頼まれたりして、それなりに観光客気分も感じたりとか。

午前10時を過ぎて、大通公園はますますたくさんの人たちで賑わってきた。
旅人に地元の人たちも入り混じって、大通公園はいつもの大通公園になっている。
朝の空気をたっぷりと吸ったので、僕は大通公園を後にした。

せっかく街に出たので、何となく札幌三越を覗いてみる。
特に目的もなかったのだけれど、夏のクリアランスセールということで、あちこちでワゴンセールをやっている。
そう言えば、札幌三越で買い物をすることってあまりない。

今年の夏はベルトを買ってないなあと思いながら、ワゴンセールをチェック。
ラコステのカジュアルベルトがお買い得になっていたので、まとめ買いしてしまった。
3本買っても1本の定価に満たない破格だったので、まあ、いいか(笑)

部屋に戻って、昼食にソース焼きそばを作って食べる。
ホットプレートの鉄板で焼きそばを炒めていると、まるでキャンプにでも来たみたいな気分になる。
やっぱり、海で焼きそばを作って食べたかったなあ、と思う。

午後は山下達郎のCDを聴きながら、アイスコーヒーを作って飲む。
こうして夏の午後に、のんびりと本を読んでいるなんて、とても珍しいような気がした。
いつでも、何だかんだバタバタやってるから、およそ休日に寛いでいる瞬間がないのだ。

夕方までに何度かアイスコーヒーをお代わりして、長い長い午後を過ごす。
自分の部屋で過ごす夏の午後は、とても贅沢な時間である。
まるで今日一日で、一足早い夏休みを楽しんだような気持ちになって。

振り返ってみると、何もしなかった夏の一日。
何もしなかったことが、逆に、夏らしい一日になったような気がした。
たまには、こういう夏の日もいいなあと思った。


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# by kels | 2014-07-21 19:38 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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