札幌のシティカラーは「ライラック色」だと思う


校長先生初め外人の先生方のお住まいの洋館は、玄関を右側へ細長い廊下で結ばれ、寄宿舎の真向かいに見える校庭は、当時北星にしかないという自慢のライラックがふくいくと咲き誇り、洋館の外郭も色とりどりのツルバラで覆われ、藤の花や雪柳のかわいい白い花が、緑の芝生に映えていました。

「さっぽろ文庫35 女学校物語」(1985年)

これは、大正時代に北星女学校に通学していた、ある卒業生の回想である。
北星女子校の卒業生の話の中には、必ずと言っていいくらいに「ライラック」が登場する。
ライラックは、母校の誇りを象徴する存在だったのかもしれない。

北星のスクールカラーは「ライラック色」とも言われる。
もはや、学校とライラックとは、切り離しては考えられない間柄なのだろう。
そういう象徴がある学校を、心からうらやましいと思う。

その北星のライラックが、今年も美しく咲いた。
校庭から大きくはみ出すくらいに、花は豊かに咲き乱れている。
札幌の初夏を告げる、紫色の花だ。

今やライラックは、札幌のシティカラーになった。


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# by kels | 2015-05-20 20:12 | 夏のこと | Trackback | Comments(0)

森田たまの記憶の中の札幌には「ライラック」という花の存在はなかった


五、六年前、私はNHKからたのまれて、五月の末のライラック祭りというのへ出かけて行った。
ライラックなんてどこに咲いているんですかと、出かける前に私は文句を言ったが、行ってみたら会場に白と紫のライラックが、あふれるように活けてあったのでびっくりした。
さらにあくる日、山鼻の方へ車を走らせて行ったら、あちらこちらの家に、ライラックの白や紫が咲いているので一層驚いた。
大通りの一角に、まだ稚ない樹が植わっていた。

「明治の女」森田たま(1967年)

森田たまが故郷札幌を離れて上京したのは、明治末期のことである。
彼女の記憶の中の札幌には「ライラック」という花の存在はなかったらしい。
ライラックは、戦後になって急速に札幌の街に普及した花だった。

今、札幌の街には、彼女が戦後になって見た札幌の街が、今も残されている。
あちらこちらの家に、白や紫のライラックが咲いている5月の光景が。
昭和モダンの洋館、戦後のライラック、森田たまの記憶。

50年前もの街の記憶が今に残されているのだとしたら、それは本当に素晴らしいことだ。


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# by kels | 2015-05-17 20:44 | 夏のこと | Trackback | Comments(0)

週末の早朝にはバロック音楽を聴くことが多い


週末の早朝にはバロック音楽を聴くことが多い。
別に週末でなくてもいいのだけれど、平日の早朝には、そんな余裕がない。
バロック音楽を聴くためには、それなりの心の余裕が必要らしい。

長年愛聴しているのは、アルビノーニのオーボエ協奏曲集。
ホリガーとイ・ムジチによるもので、フィリップスの「名盤1200」シリーズで買った。
確か、1960年代中期の録音だったように記憶している。

CD帯を見ると1997年の発売とあるから、既に20年近くもこのアルバムを聴き続けていることになる。
1,200円で買ったCDを、こんなにも長い時間聴くことになるなんて、当時はもちろん想像さえしなかった。
名盤とは、まさにこのようなアルバムのことを言うんだろうなあ。

当時はクラシックの廉価盤が普及し始めた頃で、随分いろいろなシリーズのCDを買いまくった。
未知のジャンルの音楽を聴き始めたのも、廉価盤シリーズがあってこそのことである。
好きになった音楽もあれば、結局馴染めなかった音楽も多い。

当時入手したCDの中でも、リピート回数では、このCDがきっと一番多いのではないかと思う。
そのくらい、この音楽は、僕の生活の中にすっかりと溶け込んでしまった。
無人島に持って行くべき10枚のうちの1枚である。

無人島の早朝に、そんな心の余裕があるかどうか分からないけれど。





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# by kels | 2015-05-17 06:12 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

今日も僕は、お気に入りのカフェで、素敵な音楽を聴きながら過ごした


音楽に身を浸して生きてみたいなあ、と思うくらいに音楽が好きだ。
朝起きてから夜眠るまで、ずっと音楽ばかりを聴いて過ごすのだ。
実現できそうで、実際には、なかなか実現できない生活である。

現実的に考えてみると、常時音楽が鳴り続けている生活なんて、わずらわしくて仕方ないかもしれない。
音楽に集中していては、他に何もできないし、集中して聴かなければ、音楽を聴く意味なんてない。
結局のところ、一日のうちの数時間だからこそ、音楽は楽しいのかもしれない。

何かの拍子に、ふと、音楽を聴きたくなる瞬間がある。
自分の部屋であれば、CDを聴くか、ラジオを聴くかすればいい。
そもそも、自分の部屋にいるときは、音楽を聴いていることが多いけれど。

外出先で音楽が聴きたくなったときにはカフェへ行く。
良いカフェというのは、良いBGMを流しているものなのだ。
音楽を聴くためだけに、カフェへ行くのも悪くない。

そのためにも、良いBGMのあるカフェを、いくつかキープしておく必要がある。
音楽にもこだわっているカフェは、大抵の場合、コーヒーも美味しい。
美味しいコーヒーと良い音楽は、それだけで人生を豊かにしてくれる。

ということで、今日も僕は、お気に入りのカフェで、素敵な音楽を聴きながら過ごした。
気に入った音楽があれば、部屋に戻ってからネットで探して自分で購入する。
そうして好きな音楽が少しづつ増えていく。

いつか、朝の喫茶店で、爽やかな音楽が流れていた。
何の音楽なのか訊ねると、マスターは「有線放送なので分かりません」と、素っ気なく言った。
たった、それだけの理由で、足が遠のいてしまった喫茶店もある。

時間は限られているんだから、珈琲も音楽も上質のものに触れて生きたいものだ。


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# by kels | 2015-05-16 22:09 | カフェ・喫茶店 | Trackback | Comments(0)

今週後半は、さすがに、トレンチコートを着ている女性が多かった


どうしようもなく寒い日が続いている
なにしろ、最高気温が14℃とか15℃なのだ。
ブログの更新頻度が落ちるわけである(笑)

ライラックの咲く季節だから「リラ冷え」と言えないこともない。
だけど、「リラ冷え」と言うには少し早いような気もする。
要するに、4月が暖かすぎただけのことなのだ。

通り過ぎた季節を逆戻りすることは難しい。
それでも、今週後半は、さすがに、トレンチコートを着ている女性が多かった。
春みたいな気温だから、春みたいな格好をしてちょうどいいのだ。

その点、男性は薄着のままの人が多いような気がする。
男性の場合、そもそも春コートを持っていない人も多い、ということもあるのだろう。
シャツ1枚で、しかも腕まくりをして歩いている男の子たちも少なくなかった。

寒がりの僕は、当然、そういうわけにいかない。
薄いコットンのハーフコートを着て、東急ハンズまで出かけた。
季節を逆戻りしているみたいで、本当は嫌なんだけれど。

もう少し気温が上ってくれないと、写真を撮る気にもなれないなあ。

ハモニカの一音はづれ春セーター 金井文子


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# by kels | 2015-05-16 21:30 | 春のこと | Trackback | Comments(2)